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平成27年度第5回滋賀県総合教育会議の開催結果

開催日時

平成27年11月6日(金曜日) 午後2時00分〜午後4時00分

開催場所

滋賀県庁北新館5-A会議室

出席者(構成員)

  • 知事 三日月大造
  • 委員長 藤田義嗣
  • 委員 土井真一
  • 委員 河上ひとみ
  • 委員 佐藤祐子
  • 委員 宇野正章
  • 委員(教育長) 河原恵

【ゲスト】

キヤノンマシナリー株式会社 専務取締役経営管理センター所長 菊次 正純 氏

株式会社市川農場 代表取締役 市川 健治 氏

滋賀県立野洲養護学校 校長 重森 恵津子 氏

議事次第

  • 議案

公開

本県における特別支援教育について

公開

本県における職業人(産業人材)の育成について

会議録

会議の様子

平成27年11月6日金曜日に第5回滋賀県総合教育会議を開催しました。
冒頭、知事から教育現場と社会のつながりを様々な角度から議論し施策に反映していくこの会議を楽しみに、そして非常に大事にしているということ、また、この日の午前に県立びわ湖ホールで行われた近畿のPTAの会議で保護者の方々が非常に熱心な議論をされていたことに触れ、滋賀県では行政と現場や保護者等も含め、一緒に考える、一緒に取り組む姿勢を大事にしたいと挨拶がありました。
「特別支援教育」の議論では、事務局から滋賀県の特別支援教育の現状や課題について、在籍者数や就職率の推移のデータ等を踏まえて説明を行いました。その説明を受け、学校現場の状況について、日頃から子どもたちと接しておられる学校長の立場から、ご意見をいただきました。
知事や委員からは、「早期からの対応が大切」という意見や「肥満」に関して、メタボリックシンドロームの基準腹囲が明確化されたことを例に挙げ「特別支援教育にも統一的な指標が必要ではないか」といった意見、「特別支援教育は通常学級の在籍率から見ても、もはや「特別」なことではない。個別の支援計画や、特別支援学校がセンター的機能を高め、地域の小中学校での指導レベルを高める取り組みが必要ではないか」といった意見、「一人ひとりの生徒に対応するということは企業で一人ひとりのお客様に対応することと本質は同じではないか」といった意見、「企業同士の連携や学校と企業の連携を進め、企業、学校それぞれのノウハウを上手くマッチングする必要がある」といった意見などが出されました。また、特別支援学校が指導的役割を担う必要性を感じながら、実際には他の業務で時間を取られ難しいといった現場の状況も認識しました。
次の「職業人(産業人材)の育成」の議題では、キヤノンマシナリーの菊次氏から、企業理念や事業の紹介をはじめ、求める人材像や学校教育へお願いしたいことについて、特にあいさつや礼儀がしっかりできる人材の育成の必要性や、人には無限の可能性があり、あきらめずに挑戦することが大切だということ等をご発表いただき、市川農場の市川氏からは起業家精神の育成のために、例えば社長になるなど、夢を持つことの大切さや学校で流通の仕組みをもう少し学べれば子どもたちに起業の選択肢が増えるのではないかという意見、あいさつや感謝の気持ちをしっかり伝えられる人材育成、海外に目を向ける必要性、失敗から学ぶことの大切さ等についてご発表いただきました。
知事、委員、有識者での議論では、「結果を恐れずにチャレンジし、逆境を乗り越える力を身につけるように」といった意見や、「個人の能力を高める教育だけでなく、集団でさらなる力を発揮するということを教えていくべきでは」、「学校もチームで対応することが必要」といった意見、また、「新しいことに挑戦する際には、余計な知識がない方が良い。素人感覚を大切にすべき。」といった意見が出され、活発な議論がされました。最後に、今後、あいさつ等の当たり前を大切にした教育や世界に目を向けた教育、あきらめない人間を育てる教育を目指すことを確認しました。

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お問い合わせ
滋賀県教育委員会事務局教育総務課企画室
電話番号:077-528-4512
FAX番号:077-528-4950
メールアドレス:[email protected]
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